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個人的に大好きなジャズミュージシャンを紹介!(レニートリスターノ編)

 

今日は僕の大好きなピアニスト、レニートリスターノ(Lennie Tristano)について、少しばかり紹介したいと思います。

 

 

トリスターノに出会ったのは、たしか大学2年生くらいの時に、学校のレッスンでベースライン弾きながらソロをとる練習をしてた時に、先生が紹介してくれたのがきっかけですね。

 

 

左手でベースラインを弾いて、右手でソロをとるという形のピアノソロで、今でもそんなに多くない貴重な録音です。

 

 

もともとそこまでたくさんのアルバムはないんですが、その中で有名だなと思うトリスターノの代表作は 

 

Intuition 1949年リリース 30歳

Lennie Tristano 1956年リリース 37歳

The New Tristano 1961年 リリース 42歳

 

トリスターノが1919年生まれなので。

 

 

この中でもLennie Tristanoの中に入っている、Line up、という曲が一番知られてるんじゃないのかなと。この曲、いきなりベースとドラムのウォーキングから始まって、ピアノが入ってきてたんたんとソロをし続けて、フェードアウトで終わらすっていう曲なんですけど、初めて聴いたとき、なにこの気持ち悪い曲!って思ってしまいました。で、なおさらこの曲All of meのコード進行だよって言われた時、もっと気持ち悪くなりました笑。ちなみにKey Abの。

 

 

この曲、なんとなくぼやって聴いてると、どこが頭か途中よくわからなくなっちゃって、わけわかんない事弾いてるように聴こえるんですが、ちゃんと聞くと、コード進行にちゃんとそって、その中でフレーズの頭をずらしたり、終わりをずらしたり、半音上のメジャー7thスケール使ったりとか、いろんな事してて、この人ものすごいな、と思いました。

 

 

トリスターノはチャーリーパーカーの1つ年上で、時代的に見ると、ビバップからハードバップが盛り上がってきてる時に出したアルバムですね。でも、この時代だけど、トリスターノのやっていることは、もうすでにだいぶ先に行っちゃってるなって思いました。是非耳がたこになるまで聴いてみて下さい笑

 

https://itunes.apple.com/jp/album/line-up/50234409?i=50234413&l=en

 

 

トリスターノはジャズの歴史上で見ると、そこまで有名って程でもないんですが、教師としてはすごく有名だったらしく、さまざまジャズレジェンド達を教えてきていました。ビルエヴァンスや、ハービーハンコック、リーコニッツなどなど、ほんといろんなミュージシャンをです。しかも盲目なのに、本当すごいです。

 

 

The New Tristanoもいいですよ。これは全編ソロなのですが、先程言った、ベースラインを弾きながらソロをとるという手法で弾いています。

 

 

この人のグルーブ感がハンパないです。オスカーピーターソンとかとはまた違った凄さで、自分的には初期の頃のハービーハンコックのグルーブの感じと近い感じがします。

 

 

ベースラインと右手のソロのコンビネーションというか、距離感というか、それがめちゃくちゃ絡みあってて、落ち着いてる感じはありつつも、強烈に前に進んでる感じがします。

 

 

こう音楽を言葉で表すのってやっぱり難しいですね笑。自分の言語能力の問題もあるんですがね。

 

 

トリスターノからは本当いっぱい学ぶ事があります。ピアニストも、他の楽器の人ももし聴いたことない人いたら是非、聴いてみて下さい。

 

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