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生きてくうえで、音楽をやるうえで、感情をコントロールする事の大切さ


ニューヨークに来て、毎日音楽と向き合って、必死にもがいてを繰り返しているうちに、感情の起伏を少なくすることがめちゃくちゃ重要なんだなって思いました。

 

自分は結構落ち込みやすくて、セッション行って、うまく出来なくて、こんなもんか自分って落ち込んだり、上手い人見て、自分と比べてまた落ち込んだり、落ち込める要素なんていっぱいあるし、英語だって大変で、ちょっと油断すると、すぐ気持ちなんか落っこちてしまう。

 

でもニューヨークに来てからそれがありすぎて、もうキリがないなって。いちいち落ち込んでたら体いくつあっても足りないやって。

 

大学時代いち早くそれに気付いて、実践している同期の友達がいた。自分の感情の起伏を少なくするために普段の生活からもそれに気をつけていたそうで、今思うと本当すごいなって思う。マイナスの感情をコントロールするって事は、自分の気持ちを常に平均の位置に保てる事だから、プラスの感情さえもコントロールしようとしてたのかな。

 

でもプラスの感情もコントロール出来るようにならないとマイナスの感情もコントロール出来ない気もする。嬉しい時にめちゃくちゃ嬉しくなっちゃう人だったら悲しい時にめちゃくちゃ悲しくなってしまうかもしれないし。でもそれをコントロールすると、ずっと平常心だから感情がないんじゃないかってなるかもしれない。

 

でも別にコントロール出来たからって何も感じなくなるわけではなくて、感情の沸点が低くなるっていう言い方の方が合ってるかもしれない。嬉しいは嬉しいし、悲しいは悲しいけど、沸点が低い分感情が揺れ動く幅も少なくなる。表に感情が出ちゃってても、心は落ち着いてるっていうのがベストなんじゃないかなって。

 

なぜかっていうと、ピアノを弾く時にも同じ事が言えるなあと最近感じてて、ニューヨークに来てからグルーブとやっとちゃんと向き合えるようになったんだけど、てか今まで何やってきたんだよって話ですけど笑、まあ向き合えるようになって、どうすればスイング出来るんだろうとか、気持ちよくグルーブ出来るんだろうとか考えたり練習したりして思ったのが、何してる時でも落ち着いてる時にうまく出来てる感じがするんですよね。ていうのは、自分のほかにもう一人自分を見てる自分が自分の後ろにいて、自分を客観視出来てる状態ですね。その状態に常になる事が、演奏する時のベストの状態だと思うかな。感情がめちゃくちゃこもり過ぎたりすると、気がつかないうちに力んでたりとか、テンポ走ってたりとか、体ぐにゃぐにゃ動かして姿勢もくそもなくなってたりだとか、いろんな事が気がつかない間に起きてて、しかも意外に自分の音をちゃんと聴けてないんだなとも思ったりもした。

 

だから目標はどんなに早いテンポの曲でも、自分を上から見て、おー弾いてる弾いてる、って思えるくらい落ち着いて客観視できる事ですね。どんなに難しい曲でも、必死になって弾いちゃいけないなと思いました。

 

だから、普段の生活から感情をコントロールする事が、大事なのかなと。でも感情をコントロールっていう風に言うとなんか、自分の感情を殺してるみたいでちょっとやだから、自分の場合は、普段の生活からもう一人の自分が自分を客観視していて、何があっても、へぇーってただ傍観している状況を作る事なのかなって。これなら自分の感情を制御するわけじゃなくて、自分をただ第三者目線で傍観してるっていう状況。この状況を常に作れる事が、音楽にも繋がっていくんじゃないのかなって思ったりもします。

 

こんだけ言ってるけど、もちろん自分もちゃんと出来てる訳じゃないので、挑戦の日々です。挫折ももちろんするけど、それもこれが出来ていれば、自分の出来てない部分や、やらなきゃいけない事も落ち着いて考えられる気がする。これとこれが出来てないんだから、後はやるだけじゃん!みたいに冷静に処理できるんじゃないかなと、思ってます。

 

自分を客観視、第三者目線。頑張る。